先日のブログの続編になります。
服部さんのご紹介から、大澤さんよりご依頼があり、ケーキを届けることになりました。
服部さんのおかげです。改めて感謝です。
お届け先は、いくつかの企業の方が集まるイベントの最後に、参加されたみなさまへのギフトとして、ケーキを贈りたいということでした。
私は「もちろん、喜んで作らせて頂きます」と快諾しました。
今回は、多くの方が参加されるという事もあり、5つのホールケーキを作ることになりました。そのケーキを決めるために、zoomで会話するのがとても楽しかったです。
まず、最初に決まったのが、レアチーズケーキのベリーソース乗せでした。
これは大沢さんが好きな味で、幼少の頃の思い出なども交えながらお話を伺いました。
あとは、フルーツタルトを2種類と、ベーシックなショートケーキ、そしてショコラテリーヌになりました。
フルーツタルトは、ミックスベリータルトにしようと思ってましたが、シャインマスカットが手に入り、見た目も鮮やかなのでこちらにしました。
そして、イベントに運営を手伝ってくださる方に、焼き菓子を配りたい、とのお話があり、フロランタンを個装してお配りすることになりました。
お話の中で、大澤さんはとても楽しそうでした。参加者の皆さんが喜んでいる姿をイメージしているのがわかり、私もワクワクしてきます。楽しそうな方と話すと楽しくなりますよね。
何か一緒に絵を描きながら進めていく感じで、感覚を共有できたのはとても良い経験になりました。共感ってやつですね。
この事前にお話をする、というプロセス自体が楽しいということに気づき、これは定番になりそうだという予感がしました。(1on1サービスを開始する予定です。)
そして当日、会場に向かいます。ホールケーキ5個と焼き菓子一種類は両手には持てず、お出迎え頂いた大澤さんにお手伝い頂くことになりました。優しい。
すでにイベントは開始されていたので、私はケーキギフトのところだけ登場という形で会場に入りました。
とてもキレイなオフィスと建物を通る中で、大澤さんの行動がとても素敵でした。
すれ違う方や、作業をしている人に、積極的に「お疲れ様です」声をかけられていて、声をかけられた方々も嬉しそうに返事をされています。
私にケーキを依頼してくださる方は、日常的にギフト的な行動をされている方が多いように思います。その方にとってはギフトが通常なので、おそらくギフトしているという感覚はないかもしれません。
大澤さんも、「挨拶して何か困る人がいるわけでもないし、何かの役に立つなら」というお話をされていて、あぁGIFTな人だと感じます。
会場に到着し、前室で事前にケーキを切ってからお渡しする事も話していたのですが、せっかくなので切る前の形も見ていただこうという話になりました。
お配りするのに時間がかかってしまうのですが、私もその方がシェアしている、という感覚になれるので、お勧めしたいと思っています。
みんなで同じものを食べるという感覚が、より繋がりを感じられて、オキシトシンがより発生しやすいと言われています。
そして私の登場なのですが、今回はサプライズ的に仕掛けて頂き、さらに私のギフト活動を紹介させていただく時間も頂きました。誰だ誰だ、という感じ嫌いではありません笑。
もちろん、スイーツだけを届けるということも嬉しいのですが、お話させて頂く機会があると、どのような想いで活動しているか、今回のスイーツのテーマは何か、をお伝えできるので、大変ありがたいです。
これは、「人は情報を食べている」とも言われて、口に入れる前に良い情報が入るとさらに美味しく感じると言われています。グルメ番組でおいしそうな映像が映ると「これ絶対美味しいやつだ」と食べていないのに「美味しい」という情報がインプットされる場面があると思います。
さらには、私本人がいる、ということも大事だと思っています。これは「私が名パティシェである」ということを言いたいのでは全くありません!自分では美味しいものをお届けしているつもりですが、No.1ではなく、Only.1でありたいと思っています。
私という人間が、こんな素敵な時間に、皆さんのために作らせてもらうことは二度とない、そんな気持ちで作っています。
「美味しい」とか、「ありがとう」を言える対象がいること、これ自体がその人のおいしさをより主体的にしてくれる気がします。口の中に入れて、脳からの情報で、「美味しい」と心の中で思うだけでなく、それを口に出して伝える人がいること、また、それを「そうだよね」とみんなで言い合えること、すると、「共感」が増幅していくと思うのです。
これが私の考える「共感資本社会」への貢献です。(良いこと言った気がする笑)
本日のスイーツ6種を発表して、会場の雰囲気もとても良くなりました。大澤さんと一緒に作ってきた想いをスイーツという形で発表させてもらった気がします。
ケーキを切るところから、皆さんに質問されて、本当に自分で作ったの?、とも言われることもあり、大変ありがたい。たくさんの方と名刺交換させて頂き、世界が広がっていったら嬉しいと思います。
皆さんが召し上がって頂き、たくさんのお礼も頂きました。本当に作って良かったと思いました。そして無事6種スイーツを会場に運べたこともホッとした瞬間でした。
時間になり、会場の皆さんが退出する時に、とても嬉しい光景がありました。
会場の皆さんが、大澤さんにお礼をしたいという話をされていたのです。大澤さんはお断りをされていたようでしたが、これこそ感謝の循環。「ありがとう」が言いたくなっていること、それを私のスイーツでお手伝いできたことで、本当に素敵な景色に見えました。
最後は、現場にはいらっしゃらなかった総務の方に、焼き菓子を配って終わりました。さすが気配りの方ですね。そして「はじめまして、スイーツ作ってきました」という人にみんな驚いてました。(そりゃそうですよね)
改めて、お礼申し上げます。
こんな時間をこれからももっと増やしていきたいと感じた1日でした。
ブログをお読み頂き、ありがとうございました。
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